研究課題/領域番号 |
23730204
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
経済学説・経済思想
|
研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
結城 剛志 埼玉大学, 経済学部, 准教授 (40552823)
|
研究期間 (年度) |
2011 – 2013
|
研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
|
配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2013年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2011年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
|
キーワード | 労働証券 / 貨幣・信用制度改革論史 / 労働貨幣 / 地域通貨 / 人民銀行 / リカードウ派社会主義 / ユートピア社会主義 / アナーキズム / 労働証券論 / 貨幣・信用制度改革論 |
研究概要 |
労働証券論とは、労働評価の格差是正と地域コミュニティにおける協同性の回復を目指し、安定市場の構築を求める貨幣・信用制度改革論である。19世紀初頭の英国で誕生し合衆国や西ヨーロッパへと国際的に波及した。本研究は一次史料の精査を通じてこの波及過程を明らかにしている。労働証券論は、単一の学説ではなく、各国各地域に受容される過程で証券が有する機能や意味を変容させてきた。そして、労働証券をめぐる論争を通じて貨幣と市場の理解を深めていったことが分かったのである。 学術単著『労働証券論の歴史的位相:貨幣と市場をめぐるヴィジョン』(日本評論社、2013年)が参照されるならば本研究のあらましが理解されるだろう。
|