研究課題
若手研究(B)
本研究を通じて,日本経済を想定したモデルをもとにした定量的分析により,以下の二点を明らかにした.(1)基礎的財政赤字を維持し続けるには非常に高い経済成長率を保ち続ける必要があり,現実には基礎的財政収支の改善が財政の維持可能性のために必要と考えられる.(2)基礎的財政黒字を維持可能な水準に保持し続けたとしても,国内資本の急激な減少に直面する可能性がある.また本研究において,政府支出が生産性を上昇させる効果を持つ状況や,金融市場が不完全な状況での公債政策の効果を,理論モデルを用いて分析した.将来の財政状況を考える上でこれらの状況を踏まえつつ分析を進める必要があることも明らかにできた.
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Applied Economics Letters
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Journal of the Japanese and International Economies
巻: Vol.30 ページ: 59-75
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10.1016/j.jjie.2013.10.003
PRI Discussion Paper Series
巻: 12A-06
FinanzArchiv (Public Finance Analysis)
巻: Vol.67, No.4 ページ: 327-351
巻: Vol. 67 号: 4 ページ: 327-351
10.1628/001522111x614150
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