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銀行間ネットワークと預金取り付けの伝染効果:戦前期日本の実証分析

研究課題

研究課題/領域番号 23730309
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 財政学・金融論
研究機関日本大学

研究代表者

澤田 充  日本大学, 経済学部, 准教授 (10410672)

研究期間 (年度) 2011 – 2012
研究課題ステータス 完了 (2012年度)
配分額 *注記
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2011年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード銀行 / ネットワーク / 伝染効果 / 合併 / 預金取り付け
研究概要

本研究では戦前の銀行のデータを用いて、銀行間ネットワークの構造を明らかにし、それがどのようなインプリケーションを持つかについて実証的な観点から検証を行なった。実証分析の結果、戦前期の約半分の銀行が役員兼任を通じて他の銀行とのネットワークを構築しており、銀行間ネットワーク持つ銀行は持たない銀行と比べ、生存確率が高いことが明らかになった。また、銀行間ネットワークの質をネットワーク先の銀行の平均的なパフォーマンスで定義し、銀行間ネットワークの構造としてネットワーク統計量を用いて分析を行なった結果、ネットワークの質は銀行の生存確率に有意な影響を与えているのに対し、ネットワークの構造については銀行の生存確率に強い影響を与えていないことが実証的に確認された。さらに、昭和金融恐慌期のデータを用い、銀行間ネットワークを通じて預金の引き出しが伝播するかについて分析を行なった結果、預金の伝染効果について強い確証は得られなかった。

報告書

(3件)
  • 2012 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2011 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Interbank networks in prewar Japan: structure and implications2012

    • 著者名/発表者名
      Okazaki, Tetsuji, Sawada, Michiru
    • 雑誌名

      Industrial and Corporate Change

      巻: 22-2 号: 2 ページ: 463-506

    • DOI

      10.1093/icc/dtr046

    • 関連する報告書
      2012 実績報告書 2012 研究成果報告書

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公開日: 2011-08-05   更新日: 2019-07-29  

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