研究課題
若手研究(B)
本研究では、会計利益と課税所得の一致(BTC)の程度が会計情報の有用性にどのような影響を与えるのかを分析した。BTCに関する論争は、10年ほど前からあるものの、研究が蓄積してこなかったという現状があった。分析の結果、BTCが強い場合、報告利益の有用性は税務調査確率に関して増加的、一方、BTCが弱い場合、有用性は税務調査確率に関して減少的となった。また、キャッシュフローの不確実性が大きい場合、または経営者のタイプの不確実性が小さい場合において、BTCが強い方がより、会計利益の有用性が高まることを発見した。
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慶應経営論集
巻: 30巻 ページ: 61-87
40019711942
巻: 30 ページ: 61-87
第7回「税に関する論文」入選論文集
ページ: 53-81
財団法人納税協会連合会 第7回「税に関する論文」入選論文
巻: 1 ページ: 53-81