研究課題/領域番号 |
23730482
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
直野 章子 九州大学, 比較社会文化研究科(研究院), 准教授 (10404013)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2013年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2011年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 国民 / 集合的記憶 / 戦死者追悼 / 戦後補償 / 国家 / ナショナリズム / 死者慰霊 / 戦争被害受忍論 |
研究成果の概要 |
本研究では、戦後補償法制度および靖国神社、広島県動員学徒等犠牲者の会、被団協運動という三つの「記憶の場」における戦死者追悼を対象に、国民創出のメカニズムを考察した。日本における戦後補償制度は国家による援護措置としての性格が強く、とりわけ戦争被害受忍論を通して、戦争被害者を「国家存続のための犠牲」として国民化しつつ、国民を「自発的に犠牲となった主体」として取り込んできた。しかし、それは国家による一方的な働きかけによって可能となったのではなく、遺族をはじめとする戦争被害者が戦死者追悼を通して受け入れてきたともいえるのである。
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