軽度認知障害のアルツハイマー病への移行を予測する神経心理学検査の検討

• 研究課題/領域番号: 23730656
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 臨床心理学
• 研究機関: 鳥取大学
• 研究代表者: 竹田 伸也 鳥取大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (00441569)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2013
• 研究課題ステータス: 完了 (2013年度)
• 配分額: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円); 2013年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2012年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2011年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
• キーワード: 神経心理学検査 / アルツハイマー病 / 健忘型軽度認知障害 / 移行予測 / 竹田式三色組合せテスト / 軽度認知障害

研究概要

本研究では、アルツハイマー病（AD）のスクリーニング検査として開発された竹田式三色組合せテスト（TTCC）が、認知症予備軍である健忘型軽度認知障害（aMCI）のスクリーニングおよびADへの移行予測に有用であるか否かを検討した．
その結果、TTCCがaMCIを検出する感度は39.4％であったが、2年後の経過観察ではTTCCで陽性（認知症の可能性あり）と判定された人の多くはADに移行していた．以上より、TTCCはaMCIからADへの移行を予測する神経心理学検査として有用である可能性が高いことが示唆された．

研究成果

• [雑誌論文] Relation of the Takeda Three Colors Combination Test and educational attainment in mild cognitive impairment and early-stage Alzheimer's disease (2014)
  • 著者名/発表者名: Shinya Takeda、 Kayo Tajime
  • 雑誌名: INTERNATIONAL CONFERENCE ON HUMANITIES SCIENCES AND EDUCATION. (ICHE 2014) 巻: (Published by World Research Conference) e-ISBN 978-967-12022-1-0 ページ: 180-188
  • URL: http://www.worldresearchconference.com/iche2014/eproceeding/paper-index.html
• [雑誌論文] Relation of the Takeda Three Colors Combination Test and educational attainment in mild cognitive impairment and early-stage Alzheimer’s disease (2014)
  • 著者名/発表者名: Takeda Shinya, Tajime Kayo
  • 雑誌名: INTERNATIONAL CONFERENCE ON HUMANITIES SCIENCES AND EDUCATION. 2014 巻: ICHE 2014 e-Journal ページ: 180-188
  • 査読あり
• [雑誌論文] 行動療法を用いたBPSDの理解と対応 (2013)
  • 著者名/発表者名: 竹田伸也
  • 雑誌名: 認知症ケア最前線 巻: vol.34
• [雑誌論文] 認知症ケアに活かす行動療法-認知症の人の意図をくみ取るために- (2013)
  • 著者名/発表者名: 竹田伸也
  • 雑誌名: こころの科学 巻: 171号
• [雑誌論文] 認知症の人への心理社会的アプローチ (2013)
  • 著者名/発表者名: 竹田伸也
  • 雑誌名: 認知症ケア最前線 巻: 40 ページ: 58-63
• [雑誌論文] 認知症ケアに活かす行動療法－認知症の人の意図をくみ取るために－ (2013)
  • 著者名/発表者名: 竹田伸也
  • 雑誌名: こころの科学 巻: 171 ページ: 2-7
• [雑誌論文] アルツハイマー病の危険因子を減らす生活習慣の形成を目指した行動変容プログラムの有効性 (2012)
  • 著者名/発表者名: 竹田伸也、當山恵子、宮野鶴生、佐久間未澄希、梅津眞弓、青山美春、前田創、松本弘道
  • 雑誌名: 日本認知症予防学会誌 巻: 1巻
  • URL: http://ninchishou.jp/index.php?id=52
  • 査読あり
• [雑誌論文] 認知症の人への心理社会的アプローチ (2012)
  • 著者名/発表者名: 竹田伸也
  • 雑誌名: 認知症ケア最前線 巻: vol.40
• [学会発表] Relation of the Takeda Three Colors Combination Test and educational attainment in mild cognitive impairment and early-stage Alzheimer's disease (2014)
  • 著者名/発表者名: Shinya Takeda
  • 学会等名: INTERNATIONAL CONFERENCE ON HUMANITIES SCIENCES AND EDUCATION. (ICHE 2014)
  • 発表場所: Radius International Hotel、 Kuala Lumpur、 Malaysia
  • 年月日: 2014-03-24
• [学会発表] 健忘型軽度認知障害のアルツハイマー病への移行を予測する神経心理学検査の検討 (2013)
  • 著者名/発表者名: 竹田伸也、田治米佳世、谷口敏淳、西尾まり子、高田知子
  • 学会等名: 第3回日本認知症予防学会
  • 発表場所: 朱鷺メッセ新潟コンベンションセンター
  • 年月日: 2013-09-27
• [学会発表] The effects of the behavior modification program to reduce risk factors of dementia in the community (2013)
  • 著者名/発表者名: Shinya Takeda
  • 学会等名: The 4th Asian Cognitive Behavior Therapy (CBT) Conference
  • 発表場所: 帝京平成大学
  • 年月日: 2013-08-23
• [学会発表] 男性軽度認知症患者に対する個別回想による集団療法プログラムの検討 (2013)
  • 著者名/発表者名: 竹田伸也、田治米佳世
  • 学会等名: 第28回日本老年精神医学会
  • 発表場所: 大阪国際会議場
  • 年月日: 2013-06-04
• [学会発表] 男性軽度認知症患者に対する個別回想による集団療法プログラムの検討 (2013)
  • 著者名/発表者名: 竹田伸也，田治米佳世
  • 学会等名: 第28回日本老年精神医学会
  • 発表場所: 大阪, 大阪国際会議場
• [学会発表] The effects of the behavior modification program to reduce risk factors of dementia in the community (2013)
  • 著者名/発表者名: Takeda Shinya
  • 学会等名: The 4th Asian Cognitive Behavior Therapy (CBT) Conference
  • 発表場所: 東京, 帝京平成大学 池袋キャンパス
• [学会発表] 竹田式三色組合せテストによるアルツハイマー病の重症度評価の検討 (2012)
  • 著者名/発表者名: 竹田伸也、田治米佳世、谷口敏淳、西尾まり子、高田知子
  • 学会等名: 第27回日本老年精神医学会
  • 発表場所: 大宮ソニックシティ
  • 年月日: 2012-06-21
• [学会発表] 竹田式三色組合せテストによるアルツハイマー病の重症度評価の検討 (2012)
  • 著者名/発表者名: 竹田伸也・田治米佳世・谷口敏淳・西尾まり子・高田知子
  • 学会等名: 第27回日本老年精神医学会
  • 発表場所: 大宮ソニックシティ（大宮）
• [学会発表] 認知行動療法を応用した認知症予防プログラムの手続きと効果‐生活習慣の変容と地域高齢者による自主的運営を目指して‐ (2011)
  • 著者名/発表者名: 竹田伸也、當山恵子、宮野鶴生、佐久間未澄希、梅津眞弓、松本弘道
  • 学会等名: 第1回日本認知症予防学会
  • 発表場所: 米子コンベンションセンター
  • 年月日: 2011-09-10