研究課題
若手研究(B)
乳児期にずりばいやハイハイといった移動行動が発達するのと前後して、そうした行動のコントロールと関連の深い「視覚的に動きを認識する機能(運動視)」がどのように変化していくのかを実験的に調査した。生後5ヶ月~12ヶ月までの乳児106名を対象に運動視の機能とずりばい・ハイハイなどの移動行動の有無を調査したところ、移動行動が可能な乳児と、そうでない乳児とでは、運動視の機能に差が見られることが明らかになった。同様の手法で、移動行動が発達する前から、乳児の発達を毎月繰り返し調査したところ、移動行動が可能になる1ヶ月前から、運動視の機能に発達的な変化が生じることが明らかになった。
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