ニアミスや微細なエラーに対する気づきと注意配分に及ぼす眠気の影響

• 研究課題/領域番号: 23730710
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 実験心理学
• 研究機関: 江戸川大学 (2013); 東京医科大学 (2011-2012)
• 研究代表者: 浅岡 章一 江戸川大学, 社会学部, 講師 (80386656)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2013
• 研究課題ステータス: 完了 (2013年度)
• 配分額: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円); 2013年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2011年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
• キーワード: 眠気 / パフォーマンス / 自己評価 / ニアミス / 睡眠 / パフォーマンスモニタリング / タイミング課題 / 断眠 / 事象関連電位 / エラーに対する認知的処理 / タイミング / Error-Related Negativity / error-Positivity

研究概要

本研究では，タイミング課題を用いて課題成績の主観的評価に与える眠気の影響を検討した．昼間条件と夜間条件を設け,両条件ともに2回の認知実験を実施した．課題成績は昼間条件と比較して夜間条件で悪化していた．実験参加者による自己評価でも昼間条件と比較して夜間条件で課題成績は低く評価されており，実験参加者は昼間よりも夜間において成績が低下している事を自覚していると考えられた．しかし，両条件において1回目の認知課題と比較して2回目の認知課題で主観的な眠気も増大し，客観的な課題成績は悪化しているにも関わらず，課題成績の主観的評価には1回目と2回目の間に有意な違いは認められなかった．

研究成果

• [雑誌論文] Factors associated with shift work disorder in nurses working with rapid-rotation schedules in Japan : the nurses' sleep health project (2013)
  • 著者名/発表者名: Asaoka, S., Aritake, S., Komada, Y., Ozaki, A., Odagiri, Y., Inoue, S., Shimomitsu, T., Inoue, Y.
  • 雑誌名: Chronobiol Int 巻: 30 ページ: 628-636
  • 査読あり
• [雑誌論文] Factors associated with shift work disorder in nurses working with rapid-rotation schedules in Japan: the nurses' sleep health project. (2013)
  • 著者名/発表者名: Asaoka, S., Aritake, S., Komada, Y., Ozaki, A., Odagiri, Y., Inoue, S., Shimomitsu, T., Inoue, Y.
  • 雑誌名: Chronobiol Int 巻: 30 号: 4 ページ: 628-36
  • DOI: 10.3109/07420528.2012.762010
  • 査読あり
• [雑誌論文] The effects of a nighttime nap on the error-monitoring functions during extended wakefulness (2012)
  • 著者名/発表者名: Asaoka, S., Fukuda, K., Murphy, T.I., Abe, T., Inoue, Y.
  • 雑誌名: SLEEP 巻: 35 ページ: 871-878
  • 査読あり
• [雑誌論文] The effects of a nighttime nap on the error-monitoring functions during extended wakefulness. (2012)
  • 著者名/発表者名: Asaoka, S., Fukuda, K., Murphy, I.T., Abe, T., Inoue, Y.
  • 雑誌名: Sleep 巻: 35 号: 6 ページ: 871-878
  • DOI: 10.5665/sleep.1892
  • 査読あり
• [雑誌論文] The effects of a nighttime nap on the error-monitoring functions during extended wakefulness. (2012)
  • 著者名/発表者名: Asaoka, S., Fukuda, K., Murphy, T. I., Abe, T., Inoue, Y.
  • 雑誌名: SLEEP 巻: 35
  • 査読あり
• [学会発表] 眠気がタイミングエラーのモニタリングに与える影響-エラーの大きさによる違いに着目して- (2013)
  • 著者名/発表者名: 浅岡章一, 望月芳子, 福田一彦, 高澤則美
  • 学会等名: 第31回日本生理心理学会大会
  • 発表場所: 福井(ポスター)
• [学会発表] 大学在学時の後退した睡眠習慣が就職後の抑うつ・Quality of Life に与える影響 (2013)
  • 著者名/発表者名: 浅岡章一, 駒田陽子, 有竹清夏, 守田優子, 井上雄一
  • 学会等名: 日本睡眠学会第38回定期学術集会
  • 発表場所: 秋田(ポスター・口頭)
• [学会発表] 【一般演題 (ポスター)】眠気がタイミングエラーのモニタリングに与える影響 －エラーの大きさによる違いに着目して－ (2013)
  • 著者名/発表者名: 浅岡章一, 望月芳子, 福田一彦, 高澤則美
  • 学会等名: 第31回日本生理心理学会大会
  • 発表場所: 福井
• [学会発表] 眠気とエラーモニタリング (2012)
  • 著者名/発表者名: 浅岡章一, 福田一彦, 井上雄一
  • 学会等名: 日本睡眠学会第37回定期学術集会(シンポジウム)
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2012-06-30
• [学会発表] 就職に伴う睡眠習慣の変化が精神的健康に与える影響 (2012)
  • 著者名/発表者名: 浅岡章一, 駒田陽子, 井上雄一
  • 学会等名: 日本心理学会第76回大会
  • 発表場所: 川崎(ポスター)
• [学会発表] 二交替制勤務に従事する看護師における夜勤中の仮眠取得が睡眠問題およびQOL・抑うつ傾向に与える影響 (2012)
  • 著者名/発表者名: 浅岡章一, 岡田 (有竹) 清夏, 駒田陽子, 井上雄一
  • 学会等名: 日本睡眠学会第37回定期学術集会
  • 発表場所: 横浜
• [学会発表] 眠気とエラーモニタリング (2012)
  • 著者名/発表者名: 浅岡章一, 福田一彦, 井上雄一
  • 学会等名: 日本睡眠学会第37回定期学術集会
  • 発表場所: 横浜
• [学会発表] Associated factors of possible shift-work disorder in nurses working with rapid rotation schedule in Japan. (2011)
  • 著者名/発表者名: Asaoka, S., Aritake, S., Komada, Y., Inoue, Y.
  • 学会等名: Worldsleep2011
  • 発表場所: Kyoto, Japan
• [学会発表] 夜間睡眠の質の低下がエラー反応後の認知的処理に与える影響. (2011)
  • 著者名/発表者名: 浅岡章一, 阿部高志, 有竹清夏, 笹井妙子, 駒田陽子, 井上雄一
  • 学会等名: 第29回日本生理心理学会大会
  • 発表場所: 高知
• [学会発表] 【シンポジウム】交代勤務従事者における夜勤中の仮眠の効果と取得状況
  • 著者名/発表者名: 浅岡章一
  • 学会等名: 日本睡眠学会第38回定期学術集会
  • 発表場所: 秋田