| 研究概要 |
本研究は,高等学校の学習指導要領改訂により,経済・経営系科目の学習内容にどのような影響が生じるか調べた。新学習指導要領が正式に始まる前に,高大接続も考慮しながら,以下のことを明らかにした。商業高校の専門科目には,普通科公民科目に比べ,大学の入門レベルの経済学・経営学を学ぶのに役立ついくつかの項目がある。商業高校の生徒は大学との接続の観点からは優位性を有している。新学習指導要領の下では,大学で学習するような項目をより多く学ぶようになる。実態調査からは,商業高校の教諭がこのような専門的能力を評価する大学入試が増えることを望んでいることがわかった。
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