研究課題
若手研究(B)
高次元のファノ多様体を端射線収縮の観点から研究した。小収縮を持つファノ多様体について具体例を構成し、それらの性質を調べた。曲線と余次元が2の部分多様体を中心とするブローアップにより、小収縮を持つ代数多様体を構成できることが知られている。この構成法によって得られるファノ多様体の分類を考察し、射影空間の直積をブローアップした場合について詳しく調べた。また、小収縮の例外集合は一般に複数個の既約成分よりなるが、特別な場合について、既約成分がひとつであるための十分条件を得た。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち謝辞記載あり 1件、 査読あり 1件) 学会発表 (7件)
数理解析研究所講究録
巻: 1897
120005555421
Mathematische Zeitschrift
巻: 271 号: 1-2 ページ: 555-564
10.1007/s00209-011-0876-9