研究課題
若手研究(B)
すばる望遠鏡を用いて、宇宙の中で星の総質量が急速に増加した赤方偏移1-3の時代において、銀河の星質量分布の進化と、各星質量を持つ銀河の星形成率を調べることで、銀河の星質量成長がどのように進行したのか、またそれは銀河の環境とどのような関係にあるかを研究した。その結果、この時代では星質量が大きい星形成銀河ほどすぐに星形成活動が抑制されたことが示唆された。また、赤方偏移1の時代では、環境は大質量銀河における星形成銀河の割合に主に影響を与えていること、赤方偏移2.4の原始銀河団においてすでに星形成を終えている大質量銀河が存在する可能性があることなどがわかった。
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