研究課題/領域番号 |
23740264
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
物性Ⅱ
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研究機関 | 電気通信大学 |
研究代表者 |
谷口 淳子 電気通信大学, 情報理工学(系)研究科, 助教 (70377018)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2013年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2012年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2011年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 1次元量子系 / 朝永‐ラッティンジャー液体 / 1次元系 / ヘリウム3 / ナノスケール / NMR / 朝永∸ラッティンジャー液体 / ヘリウム4 / ヘリウム3 / ヘリウム4 |
研究概要 |
本研究課題ではまず,1次元3Heの量子的性質の出現の有無を調べるために,孔径2.8nmの細孔中に導入した3HeのNMR測定を行った.3Heの導入量を増やすにつれて,まず細孔内壁に第1層固相が形成され,その内側に非晶質固相,さらにその内側に液相が現れることが分かった.この液相において,約300mKより低温で磁化がキュリー則よりも小さくなる現象が観測された.この原因として液体3Heが縮退を始め,量子的な状態が出現していることが考えられ,過去に観測された比熱の縮退による温度変化とも整合する.得られた結果は,今後1次元系特有の磁気的性質を探求していくうえで,重要な足がかりとなることが期待される.
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