研究課題/領域番号 |
23740275
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
物性Ⅱ
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
鬼丸 孝博 広島大学, 先端物質科学研究科, 准教授 (50444708)
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研究協力者 |
梅尾 和則 広島大学, 自然科学研究支援開発センター, 准教授 (10223596)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2013年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2012年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2011年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 希土類クラスレート / ラットリング / 強磁性 / キャリアドープ / XMCD / 強相関電子系 / 磁性 / 熱電物性 |
研究概要 |
本研究では,磁性クラスレートEu8Ga16Ge30の変調強磁性に着目し,磁性ゲスト原子のラットリングと磁性の相関について調べた。まず,常圧下でX線磁気円二色性(XMCD)の測定を行い,直流磁化の温度変化とよく一致することを確かめた。時間窓による違いはないことから,磁化に対するラットリングの寄与は小さいと思われる。また,X線吸収測定より,13 GPa付近でEuは中間価数へと転移し,アモルファス構造が安定化した。一方,キャリアドープした系では,飽和磁化の温度依存性がハイゼンベルグ模型による平均場計算とよく一致した。これらの結果より,変調強磁性構造は低いキャリア密度に起因することが明らかになった。
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