研究課題/領域番号 |
23740330
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
固体地球惑星物理学
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研究機関 | 名古屋市立大学 (2013) 東北大学 (2011-2012) |
研究代表者 |
三浦 均 名古屋市立大学, その他の研究科, 准教授 (50507910)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2012年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2011年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | コンドリュール / 結晶成長 / 凝固組織 / 組成累帯構造 / フェーズフィールド法 / 棒状カンラン石組織 / 急冷凝固 / Mg-Feオリビン / 偏析 / 初期トランジェント / 累帯構造 / 冷却速度 / 成長速度依存性 / 界面不安定 / 成長速度異方性 |
研究概要 |
始原的な隕石に含まれるコンドリュールは,加熱溶融したmmサイズのケイ酸塩ダストが急冷凝固して形成したと考えられているが,その凝固組織形成の素過程は解明されていなかった。本研究では,ケイ酸塩メルト内における鉱物形成ダイナミクスの物理モデルに基づき,凝固組織の形成過程を理論的に明らかにした。棒状カンラン石組織は急冷凝固に伴う固液界面不安定化により形成し得る。天然組織に見られる棒状カンラン石の幅を再現するためには,従来の考えよりも2桁ほど速く冷却する必要があることを示した。また,斑状組織カンラン石の再成長層に見られる直線的組成累帯構造の成因は,このような急冷凝固によって説明可能であることを示した。
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