研究課題
若手研究(B)
インドネシア海の海面水温が経年変動するメカニズムを数値モデルを用いて明らかにした。海面水温の経年変動は主にモンスーン風の変動によって駆動されていることが明らかになった。遠隔プロセスの一つであるインド洋で励起されるケルビン波による影響は海面水温が海の成層構造の影響を強く受けるインドネシア海の東岸ではなく西岸を伝搬するため限定的である。一方、太平洋で励起されるロスビー波は、インドネシア多島海でケルビン波へと変化し海域の東側を伝搬するため、海面水温を変動させる。ただその影響は夏から秋に限られたものであることも示唆された。
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World Scientific Publisher on Asia-Pacific Weather and Climate book series
巻: Chapter 6 (in press)
The Indo-Pacific Climate Variability and Predictability, World Scientific Publisher on Asia-Pacific Weather and Climate book series
巻: Chapter 6
JGR Oceans
巻: 117 号: C9
10.1029/2012jc008162