研究課題
若手研究(B)
本研究では,炭酸塩堆積物からクロム分離手法を確立してその同位体比を測定し酸化還元指標としての可能性を評価した.白亜紀アプチアンに太平洋の海山で堆積した浅海性石灰岩の主要元素,微量元素およびクロム同位体比を測定した.アプチアンには,世界各地で有機質黒色頁岩が形成する海洋無酸素事変(OAE)-1aが起こっており,海水の酸化還元電位が大きく変動している.クロム同位体比の最も重い値は黒色頁岩の堆積が始まる直前のアプチアン最初期に認められ,OAE-1aが始まる前に海水の酸化還元状態がすでに変化を始めていたことを示している.
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