研究課題/領域番号 |
23740390
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
岩石・鉱物・鉱床学
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研究機関 | 独立行政法人物質・材料研究機構 (2013) 東京工業大学 (2011-2012) |
研究代表者 |
佐久間 博 独立行政法人物質・材料研究機構, 環境再生材料ユニット, 主任研究員 (20400426)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2013年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2011年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 固液界面 / 石油の回収率増進 / カルサイト / 親水性 / 密度汎関数理論 / 表面X線散乱 / 吸着水 / 白雲母 / 石油の回収率 / 水和 / X線CTR散乱 / 分子動力学計算 / 第一原理計算 / 吸着 / 水 / 収着 |
研究概要 |
主たる成果として、カルサイト(CaCO3)表面のイオンが人工海水中に含まれるMgSO4に置換されると、表面がより親水性になることを理論計算から発見した。このことが、石油の貯留岩であるチョークに人工海水を注入した際に、石油の回収率増進がみられることの原因の一つである。環境中に存在する2価の毒性イオンであるNi2+, Cd2+, Pb2+はカルサイトに取り込まれやすく、Sr2+は取り込まれにくいことが分かった。またNi2+は表面のイオン置換で安定に存在できることがわかった。毒性元素の存在形態を理論計算から予測することに成功した。
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