研究課題
若手研究(B)
本研究では、新しい化学種「ピリジリデン」に着目し、基礎化学としての性質解明および合成化学への応用を指向した新錯体合成に成功した。まずピリジリデンの発生に成功し、様々な反応剤との反応性の解明および分解反応の観測をに成功した。また本研究によって開発した2座ピリジリデン錯体は、非常に特異な電子的・立体的性質をもつだけでなく、市販の化合物からわずか3段階で合成可能であるという利点をもつ。またこの合成法はパラジウムだけでなく広く他の後周期遷移金属に応用可能であり、ピリジリデンの安定性と電子供与性を活かした新たな触媒系の開発が期待できる。
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Chem. Commun
巻: 49 ページ: 5648-5650
Chemical Communications
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