研究概要 |
微生物におけるメチル化 DNA 塩基種としては,5-methylcytosine,N6-methyladenine,およびN4-methylcytosine の 3 種が挙げられる.本研究では,抗メチル化塩基抗体を用いた DNA メチル化部位の汎用的分析手法の開発を目的とし,従来法では解析が困難であった I 型制限修飾系のメチル化部位分析手法の確立に取り組んだ.抗 5-methylcytosine抗体を用いた分析手法各種(免疫沈降/PCR 法,被メチル化プラスミドライブラリー/HPLC 法,被メチル化プラスミドライブラリー/ウェスタンブロット法)を設計し,条件検討を重ねた結果,被メチル化プラスミドライブラリー/ウェスタンブロット法が,I 型制限修飾系メチル化部位の分析に適していることが示唆された.
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