配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2012年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2011年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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研究概要 |
本研究では,鉄,コバルト,銅といった資源豊富で安価かつ低毒性なユビキタス金属触媒を用いた新規合成法を開発し,材料科学の分野で注目を集めるπ電子系化合物を合成した.まず鉄触媒による炭素-水素結合活性化反応を開発し,p型有機半導体特性を示す多置換フェナントレンおよびナフタレン誘導体を合成した.また,コバルト触媒による塩化アルキルまたはアルケンを用いた炭素-水素結合直接アルキル化反応を開発した.本反応はπ電子系化合物のlate-stageにおける可溶化や液晶相の秩序制御への応用が期待される.さらに,銅触媒と安価で容易に入手可能な芳香族スルホン酸クロリドを用いたクロロスルホニル化およびアリール化反応を開発し,多置換オレフィンおよびインデン誘導体を合成した.
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