熱力学に立脚した統一的マルチフィジックス・マルチスケール解析手法の開発

• 研究課題/領域番号: 23760091
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 機械材料・材料力学
• 研究機関: 横浜国立大学
• 研究代表者: 松井 和己 横浜国立大学, 大学院・環境情報研究院, 准教授 (00377110)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2012
• 研究課題ステータス: 完了 (2012年度)
• 配分額: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円); 2012年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円); 2011年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
• キーワード: 計算力学 / マルチスケール解析 / 強ひずみ加工 / 相変態

研究概要

数学的均質化法に基づいたマルチスケール解析手法の定式化を再構築し,従来の定式化では単に極限操作を行うためのパラメータとして認識されてきた,ユニットセル(RVE)の大きさを表すパラメータ〓を物理現象の支配方程式と関連づけた.これにより,従来のマルチスケール解析手法では表現することのできなかった,ユニットセルの寸法効果を表現できるようになっただけでなく,現象を記述する物理モデルに応じて形式の異なる2変数境界値問題を導出できるようになった.

研究成果

• [雑誌論文] Numerical Prediction of Deformation in Microstructures with Two-scale Finite Element Analysis for Polycrystalline metal (2011)
  • 著者名/発表者名: T. Tsunekawa, I. Watanabe and K. Matsui
  • 雑誌名: Computational Plasticity 巻: Vol.11
  • URL: http://congress.cimne.com/complas2011/
  • 査読あり
• [雑誌論文] Automatic Generation of Polycrystalline FE-model Directly from the EBSD Orientation Maps (2011)
  • 著者名/発表者名: N. Matsutani, K. Matsui and T. Yamada
  • 雑誌名: Computational Plasticity 巻: Vol.11
  • URL: http://congress.cimne.com/complas2011/
  • 査読あり
• [学会発表] EBSD結晶方位分布にもとづく3次元多結晶モデルの自動生成 (2012)
  • 著者名/発表者名: 松谷哲嗣,松井和己,渡邊育夢,山田貴博
  • 学会等名: 第17回計算力学講演会
  • 発表場所: 京都
• [学会発表] 強ひずみ加工に対するミクロ・マク ロ解析手法 (2012)
  • 著者名/発表者名: 恒川貴範,渡邊育夢,松井和己,山田貴博
  • 学会等名: 第17回計算力学講演会
  • 発表場所: 京都
• [学会発表] 非定常熱伝導問題における均質化法の適用範囲 (2011)
  • 著者名/発表者名: 松井和己,天石敏郎,山田貴博
  • 学会等名: 第16回計算力学講演会
  • 発表場所: 東京
• [学会発表] 多結晶金属の強ひずみマルチスケール解析 (2011)
  • 著者名/発表者名: 恒川貴範，宮島亮，渡邊育夢，松井和己
  • 学会等名: 第16回計算工学講演会
  • 発表場所: 柏市
• [学会発表] Numerical prediction of deformation in microstructures with two-scale finite element analysis for polycrystalline metal (2011)
  • 著者名/発表者名: T. Tsunekawa, I. Watanabe and K. Matsui
  • 学会等名: COMPLAS XI
  • 発表場所: バルセロナ，スペイン