研究課題
若手研究(B)
電力用ガス遮断器の環境負荷低減と国際競争力強化のために、新しい材料を用いた時、どのように遮断性能向上が図られるかを調べることは重要である。本研究では、遮断性能を決定づける遮断器内アークの基礎特性(電子密度や電子温度)に着目し、新材料による遮断性能向上のための基礎データを得ることを目指した。研究の結果、ガス種や高分子材料有無で、電子密度や電子温度の時間・空間変化に大きな差異が現れることが確認できた。現状、実験で用いたアークと実際の遮断器内アークでは発生条件が大きく異なる。しかし、アークの電子密度・電子温度の差異を実測できたことは、今後の研究のための基礎データとして価値があるものである。
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