研究課題/領域番号 |
23760276
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
電子・電気材料工学
|
研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
櫻井 岳暁 筑波大学, 数理物質系, 講師 (00344870)
|
研究期間 (年度) |
2011 – 2012
|
研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2011年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
|
キーワード | 太陽電池 / 有機/金属界面 / ドーピング / 量子ビーム計測 / 有機薄膜太陽電池 / 軟X線光電子分光 / 紫外光電子分光 / Core-Hole Clock分光 / 放射光 / 量子ビーム / エネルギー損失 / 界面電荷移動 |
研究概要 |
本研究では、有機薄膜太陽電池の中でも特に電極界面に焦点を絞り 1) 紫外光電子分光を利用した有機薄膜太陽電池電極緩衝層の電子物性 2) 電極界面での界面電荷移動速度 について量子ビーム計測を行った。その結果、金属から分子に効果的な電子ドープが行われた系において、オーム性接触が実現するとともに、10 fs未満の高速な電荷移動が起こることが明らかになった。また、この電子ドープの状態は、複数の有機層のエネルギー準位接続に影響を与えることが判明した。以上の結果より、有機/金属界面のドープ状態の制御が、最適な光電変換層や緩衝層の選択に不可欠であり、太陽電池の高効率化の鍵となることが明らかになった。
|