研究課題/領域番号 |
23760612
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
建築史・意匠
|
研究機関 | 国士舘大学 |
研究代表者 |
遠藤 孝治 国士舘大学, イラク古代文化研究所, 共同研究員 (50407201)
|
研究期間 (年度) |
2011 – 2012
|
研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
|
配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2011年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | エジプト / プトレマイオス王朝時代 / 新王国時代 / 石切り場 / ミニア |
研究概要 |
古代エジプトの石切り場のうち、赤線に伴って日付や人名、長さ等の文字の書き付けが残存する13箇所の事例を対象に、新王国時代とプトレマイオス王朝時代の石切り場における労働記録の方法の差異と共通点を考察した。考察の結果、新王国時代では赤線が無数に引かれる代わりに記録された文字は簡略であり、時代が下ったプトレマイオス王朝時代では赤線は少なくなる代わりに記録された文字の情報量が増加することを明らかにした。加えて、これらの赤線や文字を用いて、立方キュービットによる掘削量の計測が時代を超えて共通で行われたことも判明した。この点は、新王国時代からプトレマイオス王朝時代への石切り技術の継承と結論される。
|