配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2012年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2011年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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研究概要 |
注射器やショックアブソーバなどのシリンダー型しゅう動機器において,高分子ガスケットとシリンダー内面間を無潤滑かつ低抵抗でしゅう動させる技術が望まれてきた.そこでそれらの円筒状しゅう動部に対して,我々が従来開発してきた3つの要素技術(I.高密度プラズマ処理によるガスケット材料表面の高弾性率化,II.PFPE 塗布と紫外線照射による高分子材料表面のフッ化,III.シリンダー内面への高速DLC成膜)を適切に組み合わせて適用し,IV.摺動部形状(主としてガスケット形状)の最小限の設計変更を行うことで,必要なシール性を維持しながら機器の無潤滑駆動が可能であることを示した.つまりシリンダー型しゅう動機器の無潤滑・低摩擦化のための設計指針を確立した.また,IIIをにおいて成膜ガスの枯渇に左右されずに均一に成膜するためのモニタリング・自動制御技術を確立した.
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