研究課題
若手研究(B)
アルミニウムドロスはアルミニウム溶融プロセスで不可避に発生する残渣である。我が国ではMRMと呼ばれる装置でドロスに含まれるメタル分を回収するが、このとき大量の残灰が発生する。残灰は酸化物、金属アルミニウム、窒化物、塩化物を含み、産業廃棄物に指定されている。本研究では、アルミニウムドロス残灰の有効利用を目的とし、残灰の粒径別組成情報を明らかにした。粒子が大きくなるほど金属アルミニウム含有率が高くなる一方で、窒化物と塩化物含有率が低下する傾向を利用し、スクリーニングによるメタル分のアップグレード法を開発した。本プロセスによりアップグレードされた残灰は鉄鋼プロセスにおける助燃剤などとして有効である。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (10件) (うち招待講演 1件)
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