研究課題/領域番号 |
23770018
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生態・環境
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
上田 昇平 信州大学, 理学部, 研究員 (30553028)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2013年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2012年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2011年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 東南アジア熱帯雨林 / アリ植物オオバギ属 / 共進化 / 分子系統樹 / マイクロサテライト解析 / 分岐年代推定 / 寄主特異性 / 祖先形質復元 / マレーシア / 共生者-寄生者間の軍拡共進化 / 分子地理系統解析 / マイクロサテライト / 異所的な共分化 / 同所的なニッチ分割 / 分子系統解析 / 植物―昆虫の共進化 / 共多様化 / オオバギ属 / シリアゲアリ属 / ヒラタカタカイガラムシ属 |
研究概要 |
熱帯雨林の高い生物多様性を産み出した要因として,植物・昆虫間の共進化がもっとも重要であるとされる.では,この共進化を介した多様化はいつ頃始まったのであろうか? 本研究では,熱帯アジアのアリ植物をめぐる6者系の共進化関係が形成された歴史的過程を分子系統学的手法を用いて推定した.その結果,アリ植物をめぐる生物群集は,約2000万年前に起源した植物・アリ共生が基盤となり,逐次的に他の群集メンバーが参入することで形成されたことが明らかになった.さらに,群集メンバーそれぞれの遺伝的分化は地理的に同調して起こった可能性が示された.
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