研究課題
若手研究(B)
本研究において単離した 2 つの遺伝子の発現量は、一方が過重力により低下し、他方が過重力により増加した。両遺伝子の欠損株は、野生型と比べ、過重力による胚軸成長の阻害の程度が低く、なおかつ、細胞壁強度の増加の程度が低くかった。一方、両遺伝子の過剰発現株では、野生型では、明瞭な変化が見られない低い過重力環境下においても、成長や細胞壁強度に変化が見られた。以上のように、本研究によって、「抗重力反応」におけるシグナル変換・伝達に関わると思われる 2 種の遺伝子を単離することができた。
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