研究課題/領域番号 |
23770090
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生物多様性・分類
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研究機関 | 宮崎大学 (2012-2014) 九州大学 (2011) |
研究代表者 |
西田 伸 宮崎大学, 教育文化学部, 准教授 (40423561)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2013年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2012年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2011年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | カブトガニ / カブトガニウズムシ / 共進化 / 分子系統地理 / 東アジア / 東南アジア / インドネシア / フィリピン / 台湾 |
研究成果の概要 |
「生きた化石」として知られるカブトガニ類は、アジアに3種が生息する。日本のカブトガニ集団の遺伝的構造について、ミトコンドリアDNA・AT-rich領域およびマイクロサテライトDNA・8座位を用いて詳細に解析したところ、福岡県・糸島半島を境に東西に遺伝的に分化し、特にその境界に位置する壱岐島の集団は、他の隣接集団と有意に遺伝的に異なることが示唆された。本研究ではさらにカブトガニ類と本種群に寄生するカブトガニウズムシ類の分子系統を比較した。結果、寄生ウズムシの系統関係はほぼ地理的な分布と一致する一方で、一部の地域では宿主と寄生者の関係が入れ子状となり、寄生ウズムシの離合集散の歴史が明らかとなった。
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