研究課題/領域番号 |
23770138
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
機能生物化学
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
安田 大恭 秋田大学, 大学院・医学系研究科, 助教 (70594951)
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2012年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2011年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | N 型糖鎖修飾 / Sequon 配列 / GPR109A / STT3 / シグナル伝達 / 形質膜発現 / Sequon / N-glycosylation / Cell signaling / STT3B / Nicotinic acid / GPCR / N型糖鎖修飾 |
研究概要 |
非Sequon 配列( 典型的なAsn-x-Ser/Thr ではない配列) へのN 型糖鎖付加の機構とその細胞内における役割については、その多くが未解明のまま残されている。我々はGPR109A が有する唯一のN 型糖鎖修飾部位が非Sequon 配列であることを見出し、N 型糖鎖欠損型GPR109A を用いた解析により、この糖鎖修飾が正常な受容体膜発現に重要であることを明らかにした。また、オリゴ糖転移酵素のsiRNA を用いた解析により、非Sequon 配列へのN 型糖鎖修飾に寄与するSTT3 アイソザイムはSTT3B であることを見出した。さらにこの糖鎖修飾部位が非Sequon 配列であることの必要性を細胞内シグナル伝達の観点から明らかにした。具体的には、非Sequon 配列をSequon 配列に置き換えたGPR109A は、N 型糖鎖修飾を受けて正常な形質膜への発現を示すものの、ニコチン酸刺激依存的な細胞内シグナル伝達能は野生型と比較して顕著に減弱していることがわかった。
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