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アストロサイト容積調節機構における酸素依存的アクアポリン4の機能制御機構

研究課題

研究課題/領域番号 23770154
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 機能生物化学
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

行武 良哲  慶應義塾大学, 医学部, 特任助教 (80449016)

研究期間 (年度) 2011 – 2012
研究課題ステータス 中途終了 (2011年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2012年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2011年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
キーワードアクアポリン / アストロサイト / 細胞容積調節機構 / 低酸素
研究概要

アストロサイト容積調節機構における酸素依存的アクアポリン4(AQP4)の機能制御機構という課題のもと、脳虚血時に水分子が果たす役割をAQP4の機能制御を通して解明することが本研究の目的である。脳の機能を維持するために重要な機構として細胞容積調節機構がある。アストロサイトは低浸透圧刺激などで膨張しても、細胞容積調節機構により正常の容積に戻る。低酸素下等でこの機構が破綻すると脳浮腫形成につながる。細胞容積が正常に戻る際にはAQP4を介した水分子の輸送制御が必要であると考えられるが、その分子調節機構は明らかでない。昨年度は脳梗塞モデルマウスを野生型とAQP4KOマウスで作製し、脳の浸透圧物質やエネルギー代謝産物の網羅的定量解析を行った。その結果、浸透圧物質の濃度変化は野生型とAQP4KOマウスでは差が認められなかったものの、野生型の患側で減少したATPがAQP4KOマウスでは維持され、GSHがAQP4KOマウスでは増加が認められなかった。すなわち、AQP4KOマウスでは脳梗塞の細胞ダメージが軽減されているという証拠を得た。得られた証拠をもとに、本年度はAQP4KOマウスにおいて脳のダメージ軽減におけるアストロサイトの役割を確認するため、代謝産物や浸透圧物質をマウス脳の切片を用いて代謝解剖学的解析を試みた。マウスの脳梗塞モデルを作成し、in situ凍結法によって凍結させたマウスの脳から凍結切片を作成した。作成した凍結切片にマトリックスをスプレーで塗布し、MALDI-TOFMSでアニオンの代謝産物の検出を行う系を構築した。特にマトリックス(9AA)を塗布する技法の検討に時間を割き、ケミカルプリンター法とスプレー法の比較検討を行った。その結果、スプレー法でムラなくマトリックスの塗布を行える条件を見出した。

報告書

(2件)
  • 2011 実施状況報告書   実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Immediate post-stroke administration of cilostazol alters profiles of various metabolic pathways in a mouse model of brain ischemia2012

    • 著者名/発表者名
      Yukutake Y, Hattori K, Morikawa T, Nakanishi T, Nagahata Y, Hishiki T, Kajimura M, and Suematsu M.
    • 学会等名
      第37回 日本微小循環学会総会
    • 発表場所
      盛岡(岩手県)
    • 関連する報告書
      2011 実施状況報告書

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公開日: 2011-08-05   更新日: 2019-07-29  

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