逆転または高度に分断されたtRNA遺伝子の成り立ちと進化の解明

• 研究課題/領域番号: 23770211
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 分子生物学
• 研究機関: 千葉大学
• 研究代表者: 相馬 亜希子 千葉大学, 大学院・園芸学研究科, 助教 (70350329)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2012
• 研究課題ステータス: 完了 (2012年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2012年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円); 2011年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
• キーワード: tRNA / non-coding RNA / RNA プロセシング / イントロン / 始原紅藻 / RNAプロセシング / 単細胞微生物

研究概要

始原紅藻Cyanidioschyzonmerolae10Dの核ゲノムから、新奇tRNA遺伝子を発見した。その前駆体tRNAは、RNAモチーフの安定性にしたがってプロセシングを受ける可能性が高いことが分かった。また、様々な分断構造を有するtRNA遺伝子を同定し、C.merolae細胞内では様々なタイプの遺伝子が発現することが分かった。本研究成果は、真核生物のtRNA遺伝子構造やそのRNAプロセシング機構のバリエーションの大きさを、初めて示したものである。

研究成果

• [雑誌論文] 非典型的tRNAスプライシング (2013)
  • 著者名/発表者名: 相馬亜希子
  • 雑誌名: 生化学 巻: (印刷中)
  • 査読あり
• [雑誌論文] Identification of highly-disrupted tRNAs in an early-diverged eukaryote (2013)
  • 著者名/発表者名: Akiko Soma, Junichi Sugahara, Akinori Onodera, Nozomu Yachie, Akio Kanai, Satoru Watanabe, Hirofumi Yoshikawa, Mio Ohnuma, Haruko Kuroiwa, Tsuneyoshi Kuroiwa, and Yasuhiko Sekine
  • 雑誌名: Cyanidioschyzon merolae 10D (revised)、Scientific reports
  • 査読あり
• [雑誌論文] 「非典型的tRNAスプライシング」 (2013)
  • 著者名/発表者名: 相馬亜希子
  • 雑誌名: 生化学 巻: 未定
• [学会発表] 始原紅藻のtRNA遺伝子の同定と、逆転および高度断片化遺伝情報のプロセシング機構の解析 (2013)
  • 著者名/発表者名: 相馬亜希子°
  • 学会等名: 遺伝研研究会
  • 発表場所: 静岡県三島市遺伝研(口頭発表)
  • 年月日: 2013-03-29
• [学会発表] 始原紅藻C.merolaeの逆転または高度分断化tRNA遺伝子の解析 (2013)
  • 著者名/発表者名: 相馬亜希子°、菅原潤一、小野寺瑛宣、谷内江望、金井昭夫、関根靖彦
  • 学会等名: 日本ゲノム微生物学会
  • 発表場所: 滋賀県長浜市長浜バイオ大(口頭発表)
  • 年月日: 2013-03-09
• [学会発表] 始原紅藻C. merolaeの逆転または高度分断化tRNA遺伝子の解析 (2013)
  • 著者名/発表者名: 相馬亜希子
  • 学会等名: 日本ゲノム微生物学会
  • 発表場所: 長浜バイオ大学
• [学会発表] 始原紅藻のtRNA遺伝子の同定と、逆転および高度断片化遺伝情報のプロセシング機構の解析 (2013)
  • 著者名/発表者名: 相馬亜希子
  • 学会等名: 遺伝研研究会２０１３
  • 発表場所: 遺伝学研究所
  • 招待講演
• [学会発表] Cyanidioschyzonmerolae10DのtRNAプロセシングにおけるtRNaseZの役割 (2012)
  • 著者名/発表者名: 杉田慶°、門間美帆、相馬亜希子、泉厚志、野澤彰、戸澤譲、安藤昭一、関根靖彦
  • 学会等名: 第35回日本分子生物学会年会
  • 発表場所: 福岡市、福岡国際会議場(ショートトーク、ポスター発表)
  • 年月日: 2012-12-11
• [学会発表] 始原紅藻Cyanidioschyzonmerolae10DのpermutedtRNA遺伝子の生物学的意義の解明 (2012)
  • 著者名/発表者名: 小原美紗子,相馬亜希子,安藤昭一
  • 学会等名: 第35回日本分子生物学会年会
  • 発表場所: 福岡市、福岡国際会議場(ショートトーク、ポスター発表)
  • 年月日: 2012-12-11
• [学会発表] Permuted and highly-disrupted tRNA genes in a primitive eukaryote, Cyanidioschyzon merolae 10D (2012)
  • 著者名/発表者名: Akiko Soma°, Junichi Sugahara, Akinori Onodera, Nozomu Yachie, Akio Kanai, Yasuhiko Sekine
  • 学会等名: Cell SymposiaFunctional RNAs
  • 発表場所: Spain, Sitges(poster presentation)
  • 年月日: 2012-12-03
• [学会発表] 始原紅藻C.merolae10DのtRNAプロセシングにおけるtRNaseZの役割 (2012)
  • 著者名/発表者名: 杉田慶°、門間美帆、相馬亜希子、泉厚志、野澤彰、戸澤譲、安藤昭一、関根靖彦
  • 学会等名: 第6回日本ゲノム微生物学会若手の会
  • 発表場所: 静岡県、ろうきん研修所富士センター(口頭発表)
  • 年月日: 2012-09-27
• [学会発表] 始原紅藻Cyanidioschyzonmerolaeの逆転または高度分断化tRNA遺伝子の解析 (2012)
  • 著者名/発表者名: 相馬亜希子°、菅原潤一、小野寺瑛宣、谷内江望、金井昭夫、関根靖彦
  • 学会等名: 日本RNA学会年会
  • 発表場所: 仙台市、東北大(口頭発表)
  • 年月日: 2012-07-19
• [学会発表] 原始的な植物C.merolaeの逆転または高度分断化tRNA遺伝子の解析 (2012)
  • 著者名/発表者名: 相馬亜希子°、菅原潤一、小野寺瑛宣、谷内江望、金井昭夫、関根靖彦
  • 学会等名: 生命の起源および進化学会夏の学校
  • 発表場所: 千葉県野田市、東京理科大(口頭発表)
  • 年月日: 2012-07-15
• [学会発表] 始原紅藻C.merolaeの逆転および高度断片化tRNA遺伝子の解析 (2012)
  • 著者名/発表者名: 相馬亜希子°、菅原潤一、小野寺瑛宣、谷内江望、金井昭夫、関根靖彦
  • 学会等名: 東京理科大学総合研究機構公開シンポジウム
  • 発表場所: 千葉県野田市、東京理科大(招待講演(口頭発表))
  • 年月日: 2012-06-18
• [学会発表] 原始的な植物C. merolaeの逆転または高度分断化tRNA遺伝子の解析 (2012)
  • 著者名/発表者名: 相馬亜希子
  • 学会等名: 生命の起源および進化学会夏の学校
  • 発表場所: 東京理科大
• [学会発表] 始原紅藻Cyanidioschyzon merolaeの逆転または高度分断化tRNA遺伝子の解析 (2012)
  • 著者名/発表者名: 相馬亜希子
  • 学会等名: 日本RNA学会
  • 発表場所: 東北大学
• [学会発表] CyanidioschyzonmerolaeのtRNaseZによるinvitroプロセシングシステムの構築 (2011)
  • 著者名/発表者名: 杉田慶°、相馬亜希子、安藤昭一、関根靖彦
  • 学会等名: 第12回極限環境生物学会年会
  • 発表場所: 長崎市、長崎大(ポスター発表)
  • 年月日: 2011-11-27
• [学会発表] C.merolaeのtRNaseZによる前駆体tRNAのinvitroプロセシングシステムの構築 (2011)
  • 著者名/発表者名: 杉田慶°、相馬亜希子、安藤昭一、関根靖彦
  • 学会等名: 第10回微生物研究会
  • 発表場所: 東京都、東京大(ポスター発表)
• [学会発表] 始原紅藻Cyanidioscyzon meroaleの逆転および分断化tRNA遺伝子の解析
  • 著者名/発表者名: 相馬亜希子
  • 学会等名: RNAフロンティアミーティング2011
  • 発表場所: 愛知県大府市