研究課題
若手研究(B)
哺乳類において、精子の恒常的産生は精子形成幹細胞により保証されている。しかし、その幹細胞性を制御する遺伝子はほとんど明らかにされていない。本研究では、精子形成幹細胞を含む少数の細胞集団を分取する実験系を構築した。これを用いて、精子形成幹細胞分画に特異的に発現する遺伝子の検索を行い、高い特異性を示す遺伝子を複数見出した。次に、生理的条件下におけるそれらの遺伝子の機能を検討するために、条件付きノックアウトマウスの作製を行った。現在、作成したマウスを掛けあわせ、同定した遺伝子の機能を解析中である。本研究で見出された遺伝子を解析することにより、精子形成幹細胞を長期にわたって維持する分子基盤が明らかになると期待される。
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http://www.frontier.kyoto-u.ac.jp/se03/