研究課題/領域番号 |
23770281
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
自然人類学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
井上 英治 京都大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (70527895)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2013年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2011年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ゴリラ / 血縁構造 / 地域集団 / マイクロサテライト / Y染色体 / 類人猿 / チンパンジー / 国際情報交換(コンゴ民主共和国) / リアルタイムPCR |
研究概要 |
本研究では、野生ゴリラの糞から抽出したDNAを分析し、おもに単雄集団を形成するゴリラで、複数の集団を含む地域集団(コミュニティ)のオスの遺伝構造を明らかにした。ニシローランドゴリラとヒガシローランドゴリラの分析の結果、未成熟個体の移籍の様式はそれそれで異なるが、両亜種とも地域集団のオスは遺伝的に多様であることがわかった。この結果は、ゴリラのコミュニティが父系的でないことを示唆している。チンパンジーはオスが集団に残る父系的な社会であり、ゴリラとチンパンジーの地域集団のオスの遺伝構造は異なると考えられる。
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