豊富な遺伝資源を活用した機能性成分の探索および生産性に関与する遺伝子の探索

• 研究課題/領域番号: 23780003
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 育種学
• 研究機関: 信州大学
• 研究代表者: 中西 弘充 信州大学, サテライト・ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー, 助教 (90443001)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2013
• 研究課題ステータス: 完了 (2013年度)
• 配分額: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円); 2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2012年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2011年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: 桑 / 1-DNJ / D-AB1 / α-グルコシダーゼ / α-グルコシダーゼ阻害物質

研究概要

桑葉に含まれるα-グルコシダーゼ(αGL)阻害物質の多様性を調査したところ、1-DNJ はラット由来のαGLに対して強い阻害作用を示し、D-AB1は酵母由来のαGLに対して強い阻害を示した。国産品種91品種からαGL阻害活性と1-DNJおよびD-AB1の相関を調査したところ、酵母由来αGLとラット由来αGLの阻害活性に相関が見られないことから、ファミリーの異なる酵素でヒトへの効果を評価することは難しいと示唆された。窒素肥料の投与における桑葉中αGL阻害物質の変動を調査したところ、施肥後の桑葉試料ではより強いαGL阻害活性を示し、1-DNJ量とD-AB1量は増加していた。

研究成果

• [学会発表] 桑葉パウダーを混ぜ込んだかりんとう「くわりんとう」の商品開発 (2013)
  • 著者名/発表者名: 中西弘充・伊藤吹夕・松村哲也・小西繭・松浦俊介・田口悟朗・小西哉
  • 学会等名: 平成25年度日本繊維製品消費科学会年次大会
  • 発表場所: 名古屋
• [学会発表] 桑葉に含まれるα-グルコシダーゼ阻害物資の多様性 (2012)
  • 著者名/発表者名: 中西弘充・大久保薰・小西哉・金勝廉介
  • 学会等名: 日本農芸化学会2012年度大会
  • 発表場所: 京都
  • 年月日: 2012-03-23
• [学会発表] 桑葉を含む加工食品の機能性成分含有量の残存性 (2012)
  • 著者名/発表者名: 中西弘充・Youliduzi Ahemaiti・田口悟朗
  • 学会等名: 日本蚕糸学会支部合同大会
  • 発表場所: 上田