「疎水性ナノ反応場」の原理に基づいたフラグメント核酸合成システムの研究

• 研究課題/領域番号: 23780113
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 生物生産化学・生物有機化学
• 研究機関: 東京農工大学
• 研究代表者: 金 承鶴 東京農工大学, 大学院・農学研究院, 准教授 (90537127)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2012
• 研究課題ステータス: 完了 (2012年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2012年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円); 2011年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
• キーワード: 合成核酸 / RNA / 液相法 / 可溶化 / 核酸合成

研究概要

本研究では、核酸オリゴマーを有機溶媒中に可溶化することができる疎水性支持体を新たに開発し、これらの分子挙動を制御することによって、これまで合成困難であった核酸配列を効率的に合成することができる、新たな反応システムを確立することに成功した。本システムで用いられる疎水性支持体は、ナノ領域で安定に分散させることが可能であるとともに、反応性が著しく向上することが明らかになった。

研究成果

• [雑誌論文] Electrochemical Synthesis of Azanucleoside Derivatives using Lithium Perchlorate-Nitromethane System (2013)
  • 著者名/発表者名: Shokaku Kim, Takao Shoji, Yoshikazu Kitano, Kazuhiro Chiba
  • 雑誌名: Chem. Commun. 巻: (in press) 号: 58 ページ: 6525-6527
  • DOI: 10.1039/c3cc43273d
  • 査読あり
• [雑誌論文] Liquid-Phase RNA Synthesis using Alkyl Chain Soluble Support (2013)
  • 著者名/発表者名: Kim, Shokaku; Matsumoto, Masanori; Chiba, Kazuhiro
  • 雑誌名: Chem. Eur. J 巻: (in press) 号: 26 ページ: 8615-8620
  • DOI: 10.1002/chem.201300655
  • 査読あり
• [雑誌論文] Tag-Assisted Liquid-Phase Peptide Synthesis Using Hydrophobic Benzyl Alcohols as Supports (2013)
  • 著者名/発表者名: Okada, Y.; Suzuki, H.; Nakae, T.; Fujita, S.; Abe, H.; Nagano, K.; Yamada, T.; Ebata, N.; Kim, S.; Chiba, K.
  • 雑誌名: Journal of Organic Chemistry 巻: 78 号: 2 ページ: 320-327
  • DOI: 10.1021/jo302127d
  • 査読あり
• [雑誌論文] Total synthesis of α-conotoxin MII using a soluble-tag-assisted method (2013)
  • 著者名/発表者名: Kitada, S.; Fujita, S.; Okada, Y.; Kim, S.; Chiba, K
  • 雑誌名: Tetrahedron 巻: 69 号: 12 ページ: 2555-2555
  • DOI: 10.1016/j.tet.2013.01.068
  • 査読あり
• [雑誌論文] Liquid-Phase RNA Synthesis using Alkyl Chain Soluble Support. (2013)
  • 著者名/発表者名: Kim, Shokaku; Matsumoto, Masanori; Chiba, Kazuhiro
  • 雑誌名: Chemistry - A European Journal 巻: 0 ページ: 0-0
  • 査読あり
• [雑誌論文] Electrochemically Active Crosslinking Reaction for Fluorescent Labeling of Aliphatic Alkenes (2012)
  • 著者名/発表者名: Shokaku Kim, Kumi Hirose, Jumpei Uematsu, Yuzuru Mikami, Kazuhiro Chiba
  • 雑誌名: Chemistry-A European Journal 巻: 18(20) 号: 20 ページ: 6284-6288
  • DOI: 10.1002/chem.201103630
  • 査読あり
• [学会発表] 有機電解法を用いた効率的なアザヌクレオシド合成法の確立 (2013)
  • 著者名/発表者名: 小路貴生、金承鶴、千葉一裕
  • 学会等名: 電気化学会第80回大会
  • 発表場所: 東北大学、川内北キャンパス
  • 年月日: 2013-03-29
• [学会発表] 陽極酸化を用いたアザヌクレオシドの効率的な合成法の開発 (2013)
  • 著者名/発表者名: 小路貴生、金承鶴、千葉一裕
  • 学会等名: 日本農芸化学会2013年度大会
  • 発表場所: 東北大学、川内北キャンパス
  • 年月日: 2013-03-26
• [学会発表] 陽極酸化法を用いた効率的なアザヌクレオシド合成法の確立 (2013)
  • 著者名/発表者名: 小路貴生、金承鶴、千葉一裕
  • 学会等名: 日本農芸化学会2013年度大会
  • 発表場所: 宮城県 東北大学
• [学会発表] 陽極酸化法を用いた効率的なアザヌクレオシド合成法の確立 (2013)
  • 著者名/発表者名: 小路貴生、金承鶴、千葉一裕
  • 学会等名: 電気化学会第80回大会
  • 発表場所: 宮城県 東北大学
• [学会発表] 有機電解法による可溶性タグ核酸合成システムの開発 (2012)
  • 著者名/発表者名: 松本政憲、竹西壮一郎、千葉一裕、金承鶴
  • 学会等名: 第36回有機電子移動化学討論会
  • 発表場所: 東京農工大学、府中キャンパス
  • 年月日: 2012-06-21
• [学会発表] 有機電解反応による脂肪族オレフィンの蛍光標識システムの構築 (2012)
  • 著者名/発表者名: 島田恒平、岡田洋平、金承鶴、千葉一裕
  • 学会等名: 第36回有機電子移動化学討論会
  • 発表場所: 東京農工大学、府中キャンパス
  • 年月日: 2012-06-21
• [学会発表] 電気化学的に発生させたイミニウムカチオンを利用するイミノ糖ヌクレオシドの合成 (2012)
  • 著者名/発表者名: 小路貴生、岡田洋平、金承鶴、千葉一裕
  • 学会等名: 第36回有機電子移動化学討論会
  • 発表場所: 東京農工大学、府中キャンパス
  • 年月日: 2012-06-21
• [学会発表] 陽極酸化を用いたアザヌクレオシドの効率的な合成法の開発 (2012)
  • 著者名/発表者名: 小路貴生、岡田洋平、金承鶴、千葉一裕
  • 学会等名: 日本農芸化学会2012年度大会
  • 発表場所: 京都女子大学
  • 年月日: 2012-03-24
• [学会発表] 有機電解法を用いた核酸合成システムの開発 (2012)
  • 著者名/発表者名: 松本政憲、竹西壮一郎、千葉一裕、金承鶴
  • 学会等名: 第36回有機電子移動化学討論会
  • 発表場所: 東京都 東京農工大学
• [学会発表] 電気化学的に発生させたイミニウムカチオンを利用するイミノ糖ヌクレオチドの合成 (2012)
  • 著者名/発表者名: 小路貴生、岡田洋平、金承鶴、千葉一裕
  • 学会等名: 第36回有機電子移動化学討論会
  • 発表場所: 東京都 東京農工大学