研究課題/領域番号 |
23780144
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
食品科学
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研究機関 | 東京農業大学 |
研究代表者 |
小林 謙一 東京農業大学, 応用生物科学部, 助教 (80434009)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2011年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ビタミン B-12 / ビタミン A / ビタミン D / 腎臓 / メガリン / リン代謝 / 骨代謝 / エンドサイト-シス / ビタミンB-12 / ビタミンA / ビタミンD / エンドサイトーシス / ビタミンB12 |
研究概要 |
腎臓における Megalin を介した栄養素再吸収にビタミン B_<12> が必須であることを実験的に証明することを目的として本研究を実施した。その結果、ビタミン B_<12> 依存的な血中ビタミンAの変動を見出した。そのメカニズムは、(1)腎臓における Megalin を介したレチノール結合タンパク質(RBP)の再吸収、(2)肝臓におけるRBPmRNA発現ともに、ビタミン B_<12> 依存的であることが明らかとなった。また、ビタミンD結合タンパク質(DBP)もRBPと同様の傾向を示したが、血中ビタミンDの変動は認められなかった。また、無機リン濃度の変動も、血中ビタミン B_<12> に応じて変化することを明らかにした。また、そのメカニズムが、Megalinを介したエンドサイトーシスがビタミン B_<12> 依存的であることによる可能性が示唆された。また、培養細胞レベルの実験で、ビタミン B_<12> が細胞内輸送機構にも影響を与えていることなど、これまで報告されていなかったビタミン B_<12> の新規機能について明らかにすることができた。
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