研究課題/領域番号 |
23780340
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
環境農学
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研究機関 | 秋田県立大学 |
研究代表者 |
早川 敦 秋田県立大学, 生物資源科学部, 准教授 (10450280)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2013年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2012年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2011年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 硫黄脱窒 / 微生物生態 / パイライト / 地質 / 窒素循環 / 硫黄循環 / 硫黄酸化細菌 / 生物地球化学 / 易酸化性硫黄 / 細菌群集 / 微生物群集 / 脱窒 / 亜酸化窒素 |
研究成果の概要 |
有機物を電子供与体とする一般の脱窒と異なり、還元型硫黄を電子供与体とする硫黄脱窒と呼ばれる過程がある。しかし、生態系の硫黄脱窒の報告例は限られる。本研究では、高硫黄含有生態系における硫黄脱窒の検出を目的とした。(1)秋田八幡平では、培養試験による硫黄脱窒のシグナルと細菌群集構造の解析による硫黄酸化細菌の存在を確認し、硫黄脱窒の証拠を得た。(2)流域レベルでは、脱窒は集水域の地形と電子供与体の分布に制御され、渓流水NO3-濃度の空間分布をもたらした。八郎湖流域では硫化物が硫黄脱窒を促進し、NO3-濃度の低下に寄与した可能性があった。(3)八郎潟干拓地内の堆積物からは硫黄脱窒のシグナルを確認した。
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