研究課題
若手研究(B)
脂質ラフトはスフィンゴ脂質とコレステロールに富んだ細胞膜脂質ドメインで、膜を介する情報伝達、細胞内膜輸送、ウイルスやバクテリアの感染など様々な生物現象に重要であると考えられている。しかし、脂質ラフトの実体についてはまだ分からないことが多い。私は食用キノコを材料にスフィンゴミエリンとコレステロールの複合体に特異的に結合するタンパク質のスクリーニングを行い、新規タンパク質を同定した。本研究ではこのタンパク質と他の脂質ラフト結合性のプローブを併用して脂質ラフトの構造と動態を明らかにするとともに、ウイルス感染における脂質ラフトの役割の解明を目標にしている。
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