研究課題
若手研究(B)
加齢性難聴の患者数は2015年には世界中でおよそ7億人と推計されているが、聴力などを司る神経生理機能の低下に対する抜本的な予防・治療法は、人工内耳等を埋め込む外科的手術以外には、まだ確立されていない。一方、神経成長因子の受容体であるc-Retチロシンキナーゼの重度の活性低下は先天性難聴を発症するが、加齢性難聴との関連は未だ検討されていない。そこで本研究は、c-Retのリン酸化部位に点変異を導入したヘテロノックインマウスc-Ret-KIY1062F/+マウスを用いて、加齢に伴う聴力レベルの推移と内耳の形態変化を解析した。c-Ret-KIY1062F/+マウスは内耳のラセン神経節が変性し加齢性難聴を発症する事、逆にその機能を増強すると難聴を軽減できる事が分かった。今後はc-RET等の分子を標的とした加齢性難聴の予知・予防法の開発を進めたい。
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