新規セレン化合物ポリセレノジチオールの活性開拓およびセレン代謝ネットワーク解明

• 研究課題/領域番号: 23790161
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 環境系薬学
• 研究機関: 名城大学
• 研究代表者: 植田 康次 名城大学, 薬学部, 助教 (30351092)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2012
• 研究課題ステータス: 完了 (2012年度)
• 配分額: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円); 2012年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2011年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
• キーワード: セレン代謝 / チオール / セレノトリスルフィド / 活性酸素 / 抗がん活性 / セレン / 酸化ストレス / グルタチオン / 酸化的損傷 / 抗酸化

研究概要

セレン(Se)代謝ネットワークの解明を目指しながら,Seの必須性と毒性,あるいは抗がん活性の基盤となるSeの化学および分子メカニズムについて検討した.チオール基(-SH)を含み生体内に豊富に存在するグルタチオンなどの分子が,Seの還元的代謝を促すとともに,未知の新しい反応機序に基づく継続的な酸素ラジカル発生サイクルを形成することを見出した.Se代謝ネットワークの全貌解明は,チオールとの化学によって大きく進展することが期待される.

研究成果

• [雑誌論文] Manganese neurotoxicity: Interplay with iron in catecholaminergic oxidative stress (2013)
  • 著者名/発表者名: Koji Ueda, Motozumi Ando, Yoshinori Okamoto, Nakao Kojima
  • 雑誌名: J. Res. Inst.Meijo Univ 巻: 12
  • NAID: 40020217436
  • URL: http://www.meijou.ac.jp/sougou/sougou/ronbun/index.html
• [雑誌論文] Manganese neurotoxicity: Interplay with iron in catecholaminergic oxidative stress (2013)
  • 著者名/発表者名: Koji Ueda, Motozumi Ando, Yoshinori Okamoto, Nakao Kojima
  • 雑誌名: J. Res. Inst. Meijo Univ. 巻: 12
  • NAID: 40020217436
  • 査読あり
• [雑誌論文] セレン代謝中間体セレノジグルタチオンの生理機能:細胞死誘導および DNA 損傷作用 (2012)
  • 著者名/発表者名: 植田康次,鈴木千帆,山本 京,岡本誉典,小嶋仲夫
  • 雑誌名: 日本衛生学雑誌 巻: 67 ページ: 313-313
  • URL: http://www.nacos.com/jsh/main/journal.html
• [雑誌論文] セレン代謝中間体セレノジグルタチオンの生理機能：細胞死誘導およびDNA損傷作用 (2012)
  • 著者名/発表者名: 植田康次，鈴木千帆，山本 京，岡本誉士典，小嶋仲夫
  • 雑誌名: 日本衛生学雑誌 巻: 67 ページ: 313-313
• [雑誌論文] Different mechanisms between copper and iron in catecholamines-mediated oxidative DNA damage and disruption of gene expression in vitro (2011)
  • 著者名/発表者名: Yoshihiko Nishino, Motozumi Ando, Rena Makino, Koji Ueda, Yoshinori Okamoto, and Nakao Kojima
  • 雑誌名: Neurotox. Res. 巻: 20 号: 1 ページ: 84-92
  • DOI: 10.1007/s12640-010-9226-7
• [雑誌論文] Fluctuation of intracellular oxidative stress by selenodiglutathione (2011)
  • 著者名/発表者名: Miyako Yamamoto, Mai Takagi, Takao Tobe, Yoshinori Okamoto, Koji Ueda, and Nakao Kojima
  • 雑誌名: J. Health Sci. 巻: 57 ページ: 204-204
• [学会発表] セレン代謝中間体セレノジグルタチオンとチオール化合物との複合反応による酸化ストレスの誘導 (2013)
  • 著者名/発表者名: 塩見卓也,近祥太朗,植田康次,岡本誉士典,小嶋仲夫
  • 学会等名: 日本薬学会第133年会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2013-03-30
• [学会発表] セレンの細胞障害機構の検討:チオール,セレン化水素,活性酸素の役割 (2013)
  • 著者名/発表者名: 植田康次,近祥太朗,塩見卓也,岡本誉士典,小嶋仲夫
  • 学会等名: 第12回分子予防環境医学研会
  • 発表場所: つくば
  • 年月日: 2013-02-02
• [学会発表] チセレンによる細胞傷害性:オール化合物との反応を介する活性酸素生成 (2012)
  • 著者名/発表者名: 近祥太朗,鈴木千帆,山本京,植田康次,岡本誉士典,小嶋仲夫
  • 学会等名: 日本病院薬剤師会東海ブロック・日本薬学会東海支部合同学術会2012
  • 発表場所: 岐阜
  • 年月日: 2012-11-18
• [学会発表] セレンの細胞障害性にはチオールとの反応を介して生成する活性酸素が関与する (2012)
  • 著者名/発表者名: 植田康次,鈴木千帆,山本京,岡本誉士典,小嶋仲夫
  • 学会等名: 第3回メタロミクス研究フォーラム
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2012-08-30
• [学会発表] Involvement of reactive oxygen species in cytotoxic mechanisms of selenodiglutathione (2012)
  • 著者名/発表者名: Chiho Suzuki, Miyako Yamamoto, Koji Ueda, Yoshinori Okamoto, and Nakao Kojima
  • 学会等名: 6th International Congress of Asian Society of Toxicology
  • 発表場所: Sendai, Japan
  • 年月日: 2012-07-20
• [学会発表] セレン代謝中間体セレノジグルタチオンによる細胞傷害性機構への活性酸素種の関与 (2012)
  • 著者名/発表者名: 鈴木千帆,山本京,植田康次,岡本誉士典,小嶋仲夫
  • 学会等名: 第39回日本毒性学会学術年会
  • 発表場所: 仙台
  • 年月日: 2012-07-18
• [学会発表] セレノジグルタチオンの酸化的DNA損傷に対する生体内チオール化合物の影響 (2012)
  • 著者名/発表者名: 山本京,鈴木千帆,植田康次,岡本誉士典,小嶋仲夫
  • 学会等名: 第58回日本薬学会東海支部総会・大会
  • 発表場所: 静岡
  • 年月日: 2012-07-07
• [学会発表] Selenium-mediated oxidative DNA damage via selenodiglutathione formation (2012)
  • 著者名/発表者名: 鈴木千帆,山本京,植田康次,岡本誉士典, 小嶋仲夫
  • 学会等名: 第22回金属の関与する生体関連反応シンポジウム SRM2012
  • 発表場所: 金沢
  • 年月日: 2012-05-31
• [学会発表] セレン代謝中間体セレノジグルタチオンによる酸化的DNA損傷を伴う細胞傷害作用 (2012)
  • 著者名/発表者名: 鈴木千帆,山本京,植田康次,岡本誉士典,小嶋仲夫
  • 学会等名: 日本薬学会第132年会
  • 発表場所: 札幌
  • 年月日: 2012-03-29
• [学会発表] セレン代謝中間体セレノジグルタチオンの生理機能:細胞死誘導およびDNA損傷作用 (2012)
  • 著者名/発表者名: 植田康次,鈴木千帆,山本京,岡本誉士典,小嶋仲夫
  • 学会等名: 第82回日本衛生学会学術総会
  • 発表場所: 京都
  • 年月日: 2012-03-25
• [学会発表] 酸化的DNA損傷活性を伴う細胞傷害作用を示すセレン代謝中間体セレノジグルタチオン (2012)
  • 著者名/発表者名: 鈴木千帆,山本京,植田康次,岡本誉士典,小嶋仲夫
  • 学会等名: 第2回学生フォーラム
  • 発表場所: 名古屋
  • 年月日: 2012-03-10
• [学会発表] 細胞内酸化ストレスレベルに対するセレン代謝中間体セレノジグルタチオンの影響 (2011)
  • 著者名/発表者名: 鈴木千帆,山本京,高木麻衣,戸邊隆夫,岡本誉士典,植田康次,小嶋仲夫
  • 学会等名: メタロチオネインおよびメタルバイオサイエンス研究会2011
  • 発表場所: 名古屋
  • 年月日: 2011-12-09
• [学会発表] セレノジグルタチオンによる細胞内酸化ストレスの揺らぎ (2011)
  • 著者名/発表者名: 山本京,高木麻衣,戸邊隆夫,岡本誉士典,植田康次,小嶋仲夫
  • 学会等名: フォーラム2011衛生薬学・環境トキシコロジー
  • 発表場所: 金沢
  • 年月日: 2011-10-28
• [学会発表] セレン架橋グルタチオンGSSeSGによる酸化的DNA損傷の制御 (2011)
  • 著者名/発表者名: 戸邊隆夫,高木麻衣,安藤基純,西田博之,伊藤和男,植田康次,岡本誉士典,小嶋仲夫
  • 学会等名: 第57回日本薬学会東海支部総会・大会
  • 発表場所: 名古屋
  • 年月日: 2011-07-09
• [学会発表] Selenium-mediated oxidative DNA damage via selenodiglutathione formation
  • 著者名/発表者名: 鈴木千帆、山本 京、植田康次、岡本誉士典、小嶋仲夫
  • 学会等名: 第22回金属の関与する生体関連反応シンポジウムSRM2012
  • 発表場所: 金沢
• [学会発表] セレノジグルタチオンの酸化的DNA損傷に対する生体内チオール化合物の影響
  • 著者名/発表者名: 山本 京、鈴木千帆、植田康次、岡本誉士典、小嶋仲夫
  • 学会等名: 第58回日本薬学会東海支部総会・大会
  • 発表場所: 静岡
• [学会発表] セレン代謝中間体セレノジグルタチオンによる細胞傷害性機構への活性酸素種の関与
  • 著者名/発表者名: 鈴木千帆、山本 京、植田康次、岡本誉士典、小嶋仲夫
  • 学会等名: 第39回日本毒性学会学術年会
  • 発表場所: 仙台
• [学会発表] Involvement of reactive oxygen species in cytotoxic mechanisms of selenodiglutathione
  • 著者名/発表者名: Chiho Suzuki, Miyako Yamamoto, Koji Ueda, Yoshinori Okamoto, and Nakao Kojima
  • 学会等名: 6th International Congress of Asian Society of Toxicology
  • 発表場所: Sendai
• [学会発表] チオール化合物との反応を介するセレノジグルタチオンのヒト乳がん細胞傷害作用
  • 著者名/発表者名: 近 祥太朗、鈴木千帆、山本 京、植田康次、岡本誉士典、小嶋仲夫
  • 学会等名: フォーラム2012： 衛生薬学・環境トキシコロジー
  • 発表場所: 名古屋
• [学会発表] セレンによる細胞傷害性：チオール化合物との反応を介する活性酸素生成
  • 著者名/発表者名: 近 祥太朗、鈴木千帆、山本 京、植田康次、岡本誉士典、小嶋仲夫
  • 学会等名: 日本病院薬剤師会東海ブロック・日本薬学会東海支部合同学術大会2012
  • 発表場所: 岐阜
• [学会発表] セレン代謝中間体セレノジグルタチオンとチオール化合物との複合反応による酸化ストレスの誘導
  • 著者名/発表者名: 塩見卓也、近 祥太朗、植田康次、岡本誉士典、小嶋仲夫
  • 学会等名: 日本薬学会第133年会
  • 発表場所: 横浜
• [学会発表] セレン架橋グルタチオンGSSeSGによる酸化的DNA損傷の制御
  • 著者名/発表者名: 戸邊隆夫，高木麻衣，安藤基純，西田博之，伊藤和男，植田康次，岡本誉士典，小嶋仲夫
  • 学会等名: 第57回日本薬学会東海支部総会・大会
  • 発表場所: 名古屋
• [学会発表] セレノジグルタチオンによる細胞内酸化ストレスの揺らぎ
  • 著者名/発表者名: 山本 京，高木麻衣，戸邊隆夫，岡本誉士典，植田康次，小嶋仲夫
  • 学会等名: フォーラム2011 衛生薬学・環境トキシコロジー
  • 発表場所: 金沢
• [学会発表] 細胞内酸化ストレスレベルに対するセレノジグルタチオンの調節作用
  • 著者名/発表者名: 山本 京，高木麻衣，戸邊隆夫，岡本誉士典，植田康次，小嶋仲夫
  • 学会等名: 日本病院薬剤師会東海ブロック・日本薬学会東海支部合同学術大会2011
  • 発表場所: 名古屋
• [学会発表] 細胞内酸化ストレスレベルに対するセレン代謝中間体セレノジグルタチオンの影響
  • 著者名/発表者名: 鈴木千帆，山本 京，高木麻衣，戸邊隆夫，岡本誉士典，植田康次，小嶋仲夫
  • 学会等名: メタロチオネインおよびメタルバイオサイエンス研究会2011
  • 発表場所: 名古屋
• [学会発表] セレン代謝中間体セレノジグルタチオンの生理機能：細胞死誘導およびDNA損傷作用
  • 著者名/発表者名: 植田康次，鈴木千帆，山本 京，岡本誉士典，小嶋仲夫
  • 学会等名: 第82回日本衛生学会学術総会
  • 発表場所: 京都
• [学会発表] セレン代謝中間体セレノジグルタチオンによる酸化的DNA損傷を伴う細胞傷害作用
  • 著者名/発表者名: 鈴木千帆，山本 京，植田康次，岡本誉士典，小嶋仲夫
  • 学会等名: 日本薬学会第132年会
  • 発表場所: 札幌
• [学会発表] 酸化的DNA損傷活性を伴う細胞傷害作用を示すセレン代謝中間体セレノジグルタチオン
  • 著者名/発表者名: 鈴木千帆、山本 京、植田康次、岡本誉士典、小嶋仲夫
  • 学会等名: 第2回名城大学薬学部学生フォーラム
  • 発表場所: 名古屋