研究課題/領域番号 |
23790178
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医療系薬学
|
研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
中嶌 岳郎 信州大学, 医学系研究科, 助教 (30581011)
|
研究期間 (年度) |
2011 – 2013
|
研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2013年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2012年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2011年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | 脂質代謝 / 脂肪酸代謝 / ミトコンドリアβ酸化 / 臨床用量 / 分子薬理学 |
研究概要 |
本研究では、フィブラート薬物を脂肪肝状態マウスに臨床用量相当で投与し、肝臓脂質代謝への薬効を調べた。低用量フィブラートは、PPARα活性化と異なる機構により、肝臓のミトコンドリアβ酸化機能を高め、脂肪肝軽減作用を示した。この新たな薬理作用は、β酸化蛋白の安定化によるものと考えられ、これにはミトコンドリア蛋白の安定性および機能性に重要な内膜リン脂質:カルジオリピンの増加が関与していると推察された。これらの薬理作用は、従来のげっ歯類試験で問題視されていた肝肥大などの非生理的現象を伴っておらず、当該薬物のヒトにおける薬理作用を理解する上で有用と思われる。
|