研究課題/領域番号 |
23790218
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
解剖学一般(含組織学・発生学)
|
研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
徳永 暁憲 大分大学, 全学研究推進機構, 助教 (70549451)
|
研究期間 (年度) |
2011 – 2012
|
研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2012年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2011年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | 神経発生 / RNA splicing / 発生工学 / 神経幹細胞 / RNAスプライシング / NMD / 脳・神経 |
研究概要 |
神経発生過程では複数の因子がalternative splicingを受けており、RNA修飾が神経分化に深く関わる事が示唆されるがその分子メカニズムは不明である。そこで(1)神経幹細胞に発現するSplicing調節因子PTBのコンディショナルKOマウスを作製して解析を行った。Nestin-Creマウスとの交配により作製したPTB欠損脳では、未分化細胞(Radial glia)が脳室帯表層において形成する接着構造が消失しており、PTBが神経幹細胞の細胞間接着および細胞極性を制御して未分化維持に働くことが明らかとなった。また生後では重篤な水頭症を引き起こすことを見出した。次に(2) alternative splicingにより制御されるナンセンス変異依存RNA分解機構(NMD:Nonsense mediated mRNA decay)が神経分化にどのような影響を及ぼしているのかを明らかとするため、NMD構成因子UPF1のコンディショナルKOマウスを作製した。神経特異的UPF1欠損により、脳の低形成や神経幹細胞に由来するNeurosphere形成能の低下が観察され、UPF1が胎生期の神経分化に必須である事が明らかとなった。
|