研究課題
若手研究(B)
尿道下裂等の先天性発生異常が高頻度で起こる外生殖器について、その形態形成機構の解明を目的とした。遺伝子改変マウスを用いて、外生殖器の伸長並びに尿道形成におけるFGFシグナリングの機能を解析した。この研究により次のことを明らかにした。(1)外生殖器の伸長には、間葉におけるFGFシグナリングが必要である。(2)外胚葉性上皮におけるFGFシグナリングは尿道の管構造形成を制御している。(3)内胚葉性上皮におけるFGFシグナリングは尿道上皮形成を制御している。本研究は、頻発先天性疾患である尿道下裂の発症機序解明に貢献すると考えられる。
すべて 2012 2011
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件) 図書 (2件)
Congenital Anomalies (Kyoto)
巻: 51 号: 3 ページ: 102-109
10.1111/j.1741-4520.2011.00318.x