研究課題
若手研究(B)
心不全において収縮不全と拡張不全の原因となる筋小胞体機能異常について検討を行った。筋小胞体のCa取込みを司るATP依存性CaポンプであるSERCAを過剰発現させた遺伝子改変マウス (SERCA-TG)と、SERCA抑制タンパクであるサルコリピンを過剰発現させた遺伝子改変マウス (SLN-TG)を用いた。筋小胞体のCa取込み速度はSERCA-TGでは増大、SLN-TGでは低下した。両者とも筋小胞体の最大Ca貯蔵量やCa放出、Caリークは不変であった。収縮張力はSERCA-TGで増大、SLN-TGで低下した。Ca取込みの変化は筋小胞体のCa貯蔵や放出機能には影響しないことが明らかとなった。
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Cell Calcium.
巻: 55 号: 1 ページ: 17-23
10.1016/j.ceca.2013.10.005