研究課題/領域番号 |
23790424
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
人体病理学
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研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
稲熊 真悟 愛知医科大学, 医学部, 講師 (80410786)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2013年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2012年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2011年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ヘッジホッグ / 膵臓癌 / ZIC2 / アポトーシス / 細胞増殖 / 転写因子 |
研究概要 |
今回、我々は神経系の発生を制御する転写因子ZIC2が、膵癌細胞において高発現し、FGFR3やANXA8を含む転写標的遺伝子群を活性化していることを新たに見出した。ZIC2はFGFR3依存的にERKのリン酸化を亢進させ、細胞増殖活性を亢進させるとともに、ANXA8誘導を介し、膵臓癌細胞株のアポトーシスを抑制することを明らかにした。また、ZIC2およびその標的遺伝子群は正常膵管上皮ではほとんど発現しておらず、PanIN病変、浸潤癌組織で著明に発現が上昇していることを見出した。 以上から、ZIC2はFGFR3, ANXA8を介して膵臓癌細胞の増殖を促進させ、膵発がんに寄与していると考えられた。
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