研究課題/領域番号 |
23790464
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
寄生虫学(含衛生動物学)
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研究機関 | 北海道立衛生研究所 |
研究代表者 |
孝口 裕一 北海道立衛生研究所, 感染症センター感染症部, 研究職員 (50435567)
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研究協力者 |
八木 欣平 北海道立衛生研究所, 感染症センター感染症部, 主幹(医動物グループ) (70414323)
松本 淳 日本大学, 生物資源学部 獣医学科, 准教授 (70296169)
奥 祐三郎 鳥取大学, 農学部・獣医学科, 教授 (60133716)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2012年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2011年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 蛋白質 / 遺伝子 / バイオテクノロジー / エキノコックス / ワクチン / 組換え抗原 / 粘膜免疫 / 粘膜ワクチン / 多包条虫 / 糖タンパク質 / 抗原 |
研究概要 |
イヌやキツネに対する多包条虫用終宿主ワクチンの開発にはほとんど進展が無く、同じエキノコックス属の寄生虫である単包条虫用の終宿主ワクチン開発の研究が数例存在するのみである。本研究では、多包条虫用ワクチンの有力な候補となる糖タンパク質成分を見いだし、2年間の研究期間中、その候補抗原の性質を調べ、経口ワクチン候補としての適性を有していることを明らかにした。実際にイヌに粘膜免疫を実施し、実験的に感染させることで、感染防御効果の評価を行うと何も投与していないグループに比べ、免疫を施したグループは、およそ87%の寄生虫体数の減少を認めた。一方、粘膜アジュバントのみを免疫したグループにおいても、およそ49%の虫体数の減少を認め、今後どのようなメカニズムによって感染防御効果が誘導されているのかを検証する必要性が示唆された。
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