研究課題
若手研究(B)
c-st ファージは、典型的な C 型ボツリヌス毒素変換ファージである。以前に、c-st ファージのゲノム解析を行ったが、その大部分の遺伝情報は不明であった。本ファージの毒素遺伝子の水平伝播を明らかにするため、c-st ファージのコアゲノム領域を調べた。まず最初に、c-stファージの構造タンパク質をコードする遺伝子が98.5-157.5 kbp の領域に存在すると考えられた。次に、同種ファージである c-468 ファージとの比較ゲノム解析を行うと、43-57 kbp と116.5-123 kbp の領域が欠損していた。さらに、c-st ファージゲノムの 175.5-178.5 kbp の領域の遺伝子産物が、プラスミド分配に関与していることが明らかとなった。これらの結果から、c-st ファージゲノムの 1-43 kbpと 57-116.5 kbp、123-186 kbp の領域がファージ生命維持に必要なコアゲノムであることが分かった。
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