研究課題
若手研究(B)
我々は、TLRに会合する新規分子であるEpithelialmembraneprotein3(Emp3)を同定し、invitroの実験系においてEmp3のノックダウンが複数のTLRによる免疫応答を顕著に増長することを見出した。しかしながら、Emp3のTransgenic(Tg)およびKnockOutマウス由来の骨髄マクロファージではTLRにより誘導される免疫応答に優位な変化が認められなかった。一方、Emp3を全身性に発現するEmp3Tgは半年以内に100%が死亡し、その多くで拡張型心筋症様の症状が認められた。また小腸炎を呈す個体も散見された。今後、Emp3Tgで認められた表現型がTLR応答の制御を介するものか否かを検討していく必要がある。
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Int Immunol.
巻: 24 号: 10 ページ: 613-623
10.1093/intimm/dxs068
http://www.ims.u-tokyo.ac.jp/ichinohe-lab/index.html