研究課題
若手研究(B)
本研究では、CD8 陽性 T 細胞の機能・分化におけるヒストン修飾の制御機構の解析を行った。ヒストン修飾(ChIP-Seq 法)と遺伝子発現(マイクロアレイ法)を活性化 CD8 陽性 T 細胞において比較した結果、H3K4me3 と H3K9ac は遺伝子発現と正の相関があった。 これはナイーブ細胞、メモリー細胞において同様であった。CD8 陽性 T 細胞のエフェクター分子のヒストン修飾の刺激後の時間経過を調べたところ、エフェクター機能と相関する結果であった。次に、ヒストンメチル基転移酵素とヒストン脱メチル化酵素において、刺激後に発現が上昇する一群と低下する一群を見いだし、活性化後のヒストンメチル化の変化に関与していると推測された。以上の結果より、CD8 陽性 T 細胞の機能・分化において、ヒストンメチル化が変動して遺伝子発現を調節している事が示唆された。
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